【プロフィール】
名前:瀬戸晴登(セト ハルト)
所属:信州大学 工学部
経歴:
- 自律知能システム研究室 4年
- 2023 Startup Weekend Osaka Space 3rd 2位
- 2023 長野県AKATSUKIプロジェクト「eachedge」本採択
- 2024 University Rover Challenge 日本初出場(KARURA)
- 2024 CVG関東 関東経済産業局長賞
〜インタビュー本編〜
事業内容を教えてください。
月面や火星の地盤調査を行うローバ型ロボットを開発しています。衛星レーザーでは困難な土壌分析を、実際に接触して調査をすることで実現。最適な経路を構築しながらデータを収集し、将来的な基地建設を支援します。現在はDeep techの研究を基にビジネス化を進めており、農業や建築の地盤調査への応用も視野に入れています。
あなたの事業の魅力はなんですか?
自身の研究を社会実証の段階へと進められる環境を構築できるため、実際の課題解決に直結する技術開発が可能になります。また大きな魅力は、専門家を必要とせず、ローバを走らせるだけで地盤を調査することができる点にあります。
その事業を通して、どのような社会を作りたいですか?
月面や火星に基地を築き、その過程で生まれる技術を発展させやすい環境を作ります。宇宙をもっと身近にし、自分の手で見えないものを可視化し、誰かに感動を届けたいです。
事業をしていくうえで、何か自分の中で変わったことはありますか?
自分のやりたいことを頻繁に振り返ることができるようになりました。NSSのイベントを通して多くの方と交流ができるようになり、メンターの方からは色々なアドバイスを得れて、自身の事業評価がわかるようになりました。
NSSはどんなところ?
他のスターアップイベントよりも肩の力を抜いて参加でき、本音で悩みや考えを共有できる場だと思います。自分の思いや疑問を気軽にぶつけられる環境です。また、自分のゴール立ての場としてもいいと思います。NSSのイベント参加前は、自分のゴールが曖昧で何を整理したらいいか明確でありませんでした。NSSの場を通して、ロードマップを作るきっかけになりました。0を1にすることは3daysで学ぶことができました。
宇宙ビジネスを挑戦したい人に対してアドバイスありますか?
宇宙ビジネスは分野が多く、ゲームからエンタメ、そして技術などがあります。しかし、宇宙関連の人口が低く就職率も低い。宇宙ビジネスに参入するなら宇宙を身近にするための土台作りにフォーカスするべきだと思います。例えば、ゲームで宇宙空間を再現したり、文系の方は宇宙の法律や他国との橋渡しとして活躍すると思います。また、デザインやマーケティングの分野も需要があると思います。