【プロフィール】
名前:古津瑛陸
所属:株式会社LacuS
LacuS公式HP:https://lacus.co.jp/
note:https://note.com/20010511/
経歴:2001年に長野県上田市に生まれ、12年間プロ野球選手を目指し、野球に打ち込むが、スポーツ障害を発症し、2度の手術を行うもドクターストップが掛かり野球の道を断念。そのような挫折の中で、タイミー小川さんの資金調達のニュースを知り、起業家の道を選択。18歳の頃から複数のベンチャー、ユニコーン企業にてインターンの従事したのちに、大学2年生で大学発ベンチャーとして株式会社LacuSを設立し、foodtech×介護職領域で挑戦をしている。
事業内容について(LacuS HP参照)
Me ICE を通じて健康な食生活を実現したい方々を始めとし、食欲不振や摂食嚥下障害などの「食」に課題を持つ方々に心と体を満たす食体験をお届けします。
完全栄養食(厚生労働省の摂取規格に基づき自社規格を構築)かつ、摂食時のストレスを無くすため誤嚥リスクの低減に向けて研究開発を継続的に行っています。追求したおいしさと、健康のトレードオンで家族の健康を守ります。
〜インタビュー本編〜
起業をするまでの経緯
18歳という若さでスタートアップを行ったそうですが、行うに至るまではどんな経緯があったのですか?
高校時代、野球を続けられなくなるような怪我をした際に、将来について強烈に考えた時期がありました。その時期に、当時、学生起業家として活動していた小川さんから影響を受けて、「1人でも多くの人々、社会に影響をあたえられる人になりたい」という思いが生まれました。また、野球と同じように「ワクワクするもの」と認識できたものが「起業すること」につながったと思います。
古津さん
小川さんからはどんな影響を?
一般的には就職をして働いていくような年齢で、一起業家として資金調達を成功させ、大きな金額を動かしたり社会の中でトレンドとなったりして活躍していく小川さんからとてもインパクトを受けたし、大学で学習していくこと以上にワクワクしましたね。
古津さん
どうしてアイスという形態で販売しようと考えたのですか?
介護施設の現場に足を運んだところ、固形物を食べられないような高齢者にアイスを食べさせていたり、アイスにサプリメントを混ぜていたりしていたのを見たときに、アイス一つで栄養素が取れてかつ摂食・嚥下に考慮したものが出来たらいいなと思いました。
古津さん
NSSとのつながり
NSSと関わって得た学びは何ですか?
横のつながりを感じられましたね。地方の起業家の方々の考え方や事業の仕組みの違いが分かったというか、地方ならではの強みや、実際に住んでいても気づかないような長野の魅力を掘り起こして活動している方がいて面白いなと学びになりました。
古津さん
今後の展望
新しい食生活の形成から包括的社会を実現するというミッションのもと活動していて、高齢者の方々は心身の問題から1日3食とることは難しい現状のなかで、間食を楽しく食べていたら最終的に栄養が摂れていたという世界線があったら面白いなと思っています。アイスを食べていたら健康寿命が伸びていたり、ご高齢で常に不安をお持ちの方でも、食に関して楽しみが持てたりする社会に繋がるようになることを目指しています。