こんにちは!長野スタートアップスタジオ学生インターンの八田です。
7月24日(木)開催、『スタートアップ入門講座#2 』の様子をレポートします!
今回、池森祐毅様にご講演していただきました。この日、前回のイベントで知り合った仲間と一緒に再会を喜ぶ声もあり、初対面同士でも自然と会話が始まるような、あたたかく前向きな空気に包まれていました。静かだが、確実に熱を帯びた中、イベントが始まりました。

■池森さん講義:「原体験」がすべての始まり

今回の講師は、複数の事業を立ち上げ、売却し、現在はコンサルティングや投資ファンドに注力されている池森さん。
体を動かすのが好きな高校時代を過ごし、大学へ進学。しかし、のめり込んだのは勉強ではなく、オンラインゲームでした。大学にはほとんど通わず、ゲーム内で手に入れたアイテムを日本円で売る、現実世界で“ゲーム内ビジネス”を展開しはじめたのです。

その後、ゲームアイテムのオークションサイトの立ち上げを皮切りに、婚活サイト、コンサル事業、投資ファンドと、次々に事業を展開していきました。常に軸にあるのは、「自分自身の原体験や課題感から事業を生み出す」という姿勢。「原体験から考えることで、アイデアの解像度が圧倒的に高くなる」そう語る池森さんの言葉には、柔らかな語り口のなかにも、確かな熱と説得力がありました。その空気感は、会場全体を自然と引き込んでいくような力を持っていました。

 ユーザーヒアリングって、どうやる?

池森さんの講義後半では、「ユーザーヒアリングの実践的な考え方」について触れられました。起業アイデアを実現する前に、必ず向き合うべき問い。
本当に、その課題にニーズはあるのか?
・自分の想定する課題と、ユーザーの実感にズレはないか?

ここを見誤ると、どんなに素晴らしいアイデアでも現実には刺さらない。だからこそ、徹底的に聞く、掘る、すり合わせる作業が大事なのです。例えば、オンラインにてアンケートをとる際にも1回きりではなく、3回くらいオンラインアンケートを回して反応を比較してみるのも有効。初めは幅広く、だんだんと焦点を絞っていくことで、解像度が上がっていきます。

ユーザーの本気の声を拾う

ユーザーの声を聞いたら、どこを拾うかが肝心です。たとえばアンケートで「0〜10段階の評価」をしてもらったときは、9〜10の声に注目。まあまあ便利(6〜8)ではなく、これは絶対必要(9〜10)という“MUST”の声こそが、本当に解決すべき課題のヒントになります。

■ 最後に

第2回目の講義は、自分の人生のどこに起業の種があるかを見つめ直す時間でした。「アイデアは、遠い未来のものじゃない」「行動の出発点は、あなたの原体験や違和感かもしれない」そんな言葉が、多くの参加者の心に火を灯したはずです。次回からの講義も、ますます楽しみです!

次回以降のイベント

【長野市内 企業様向けセミナー】これからの時代の地域企業 変革に取り組む意義

日時:2025年8月27日(水)16:00~19:00
お申し込みはこちら

こんな人におすすめ
・新規事業のアイデアのヒントが欲しい方
・既存事業とデジタル技術を活用した新規事業のアイデアを探している方
・他地域での事業モデルを参考にしたい方
・市内企業経営者同士による意見交換をしたい方

【3daysスタートアップ予備校】〜明日から仮説検証をはじめるための3日間の連続講座〜 in長野(上限15名)

日時:2025年9月12日(金)19:30-21:00、9月13日(土)14:00~17:00、9月14日(日)14:00~17:00
お申し込みはこちら

こんな人におすすめ
・新しいサービスを立ち上げたい方!
・アイディアはないがサービス開発に興味がある方
・学生のうちに、会社員のうちに、スタートアップをやりたい方

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