こんにちは!長野スタートアップスタジオ学生インターンの笠原です!1月30日(木)に行われた進捗共有会の様子をレポートします!今回は、3月21日(金)に予定されているDEMODAYに向けて、事業の進捗や現状の課題を共有し、ピッチ練習を行いました。コメンテーターの宮原さんからのフィードバックもあり、大変有意義な会となりました。

今回は、特に印象に残った3つのプロジェクトについて紹介します。

北村さん「手のひらサイズのテラリウム IDUNA」

北村さんは、長野県産の岩を取り寄せるなど、素材のこだわりを持って商品開発を進めているのが特徴的でした。12月には支援金60万円を獲得し、現在は育成棚の制作やOEM(受託製造)依頼を進めている段階です。OEMについては20社近くに問い合わせを行い、ようやく1社と話が進んでいるとのことでした。

フィードバックでは、消費者にとっての育成コストについての質問があり、「2週間に1回程度の霧吹きで済む」という点が魅力として強調されていました。また、「Instagramや販売ページを先に作って動かした方が良い」「ペルソナに刺さるキャッチコピーが必要」といった具体的なアドバイスも出ていました。

【尾町さん】マネージャーは鬼教師

尾町さんは、「マネージャーとしての指導力」をテーマに、コーチングサービスを考えています。市場調査の結果、「鬼教師」という切り口のサービスはまだないことが判明しました。競合としては、一般的なコーチングサービスは多いものの、「叱られること」をテーマにしたサービスは少ない点が特徴です。

アンケートでは、「利用したい」が32%と、意外と興味を持つ人がいることがわかりました。ただ、「叱られたいと思う人は少ない」「厳しいだけでなく優しさも必要」といった意見も多く、コンセプトの調整が必要になりそうです。

フィードバックでは、「『鬼教師』というキャッチーなワードは良いが、マネージャーの指導能力をどう見せるか」「仮説の立て方が甘い」「実際にLPを作って広告を打ってみるのが良い」といった具体的なアドバイスがありました。

個人的には、「鬼教師」というコンセプトは興味を引くものの、継続的に使ってもらうためにはもう少し工夫が必要だと感じました。どこまで「叱られること」がユーザーにとってメリットになるのか、もう少し検証が必要そうです。

【瀬戸さん】月面の地盤強さを推定できるロボット

瀬戸さんのプロジェクトは、月面の地盤強さを推定するロボットの開発です。「実現性を考えずにアイデアを広げる」という姿勢が印象的でした。将来的には建設現場などでも応用できる可能性を探っているとのことです。

現在の課題は、「未完成の技術をどう事業化するか」「研究技術の権利は誰にあるのか」という点。特に、研究成果を事業として展開する際の知財や資金調達についての悩みがあるようでした。

フィードバックでは、「研究分野の事業化は、教育機関や個人の資金では難しくなるタイミングがある」「ディープテック分野は、実現性よりもインパクトが重要視されることがある」といった話が出ました。

個人的には、こうしたディープテックのプロジェクトは面白いものの、実際にビジネスとして成り立つには時間がかかる印象があります。投資家の目線を意識しながら、どこでインパクトを出せるかを考えるのがポイントになりそうです。


今回の進捗共有会では、それぞれのプロジェクトが着実に前進していることがわかりました。フィードバックを受けて新たな視点を得たり、課題を明確にしたりすることで、次のステップに進みやすくなったのではないかと思います。

DEMODAYに向けて、今後の展開がますます楽しみです!

DEMODAYの詳細はこちらからどうぞ!

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