こんにちは!NAGANO STARTUP STUDIO学生インターンの笠原です。
8月7日(木)、池森さんによる『スタートアップ入門講座#4』を開催しました!今回は「ピッチ資料の作り方」についてご教授くださりました。

ピッチは私小説ではない

ピッチでは、事業の背景や趣味、自己PRよりも、まず「解決したい課題」を結論から示すことが重要です。
審査員が知りたいのは、あなたの物語ではなく事業の核心。
話す内容は「自分が言いたいこと」ではなく「相手が求めていること」に合わせましょう。
この視点を欠くと、評価は大きく下がってしまいます。

今回の講義では、池森さんが自らピッチの実演を行い、効果的なピッチ資料の具体例を紹介しました。実際のプレゼンを通して、「何を、どの順番で、どう見せるか」というポイントが明確になり、説得力のある資料作りのヒントが得られました。
その中で、特に印象に残ったことが3つあります。

1.資料はわかりやすく、シンプルに。

自分で考えた事業であるため、自分語りや技術などの細かすぎる説明をしがちですが、それは初めてその事業を知る人の理解を妨げてしまいます。シンプルで理解しやすく、課題解決への道筋が明確であり、根拠が伴うピッチこそ限られた時間の中で相手を納得させ、事業の魅力を鮮明に伝えることができるようです。

2.質疑応答は「準備」と「潔さ」がカギ

質疑応答で慌てないためには、事前に想定される質問をメンターに出してもらい、回答を用意しておくことが重要です。本編で使わなかった情報は補足資料として手元に置くと安心です。どうしても答えられない質問は、無理に答えず「わかりません」と潔く伝え、後日メールなどで回答すると信頼感が高まります。

3.大切なのは押し付けない姿勢

ピッチやプレゼン後の質疑応答では、ただ答えるだけでなく、相手の意見にも耳を傾け、建設的に対話を進めることが求められます。自分の主張を押し付けず、第三者の視点を受け入れることで、事業をより良く磨けます。質疑応答は反論の場ではなく、信頼を深めるチャンスと捉えましょう。

 

 

イベントの最後には、5名の参加者がそれぞれ事業アイデアの発表を行い、その後に池森さんによるメンタリングが実施されました。池森さんは一人ひとりの発表に対して、的確で具体的なご指摘を丁寧に伝えてくださいました。

そのフィードバックは、単なる改善点の指摘にとどまらず、事業の方向性やピッチ資料のブラッシュアップにおいて非常に貴重な示唆を含んでいます。参加者たちは池森さんのアドバイスを受け、自身の強みや課題を改めて認識し、今後の成長に向けて意欲を高めるきっかけとなったのではないでしょうか!

こうしたプロの視点によるメンタリングを通じて、参加者それぞれがこれからさらに磨かれ、事業やプレゼンの質を一段と向上させていくことが期待されます!

次回以降のイベント

【長野市内 企業様向けセミナー】これからの時代の地域企業 変革に取り組む意義

日時:2025年8月27日(水)16:00~19:00
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・新規事業のアイデアのヒントが欲しい方
・既存事業とデジタル技術を活用した新規事業のアイデアを探している方
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