こんにちは!長野スタートアップスタジオ学生インターンの八田です。
今回は、9月4日(木)に行われた「アイデアピッチ_2025年度上半期」の様子をレポートします。熱気と緊張が入り混じるなかで生まれた言葉や空気感を、できるだけそのままお届けしたいと思います。
会場の熱気とスタートライン
会場には約50名が集まり、13組の登壇者がそれぞれの思いを込めてアイディアを発表しました。登壇者たちは、それぞれのスタイルで本番に備えていました。資料やカンペを最後まで確認する人、メンターと談笑して気持ちを落ち着ける人。その姿からは一人ひとりの真剣さが伝わってきます。その中、アイデアピッチはスタートしました。
ピッチのハイライト
今回のピッチには13組が登壇。それぞれが自分の原体験や課題意識、地域資源に根ざした想いを熱く語りました。すべてを網羅すると伝えきれないほど濃密な内容でしたが、特に印象的だった場面をいくつかご紹介します。
内田さん
力強い声とエネルギッシュな姿勢で、実績や試行錯誤の過程を率直に共有。試食を交えた発表は聴衆を巻き込み、会場の熱気を一段と高めました。
板倉さん
これまでのキャリアを活かした「嚥下食」の挑戦。シニアや介護の現場を見据えたアイディアは、社会的なニーズの高さと実践性を兼ね備え、多くの共感を集めました
宮原さん
休憩後のトップバッターとして登場。実践から得た報告をTikTokerへの情報提供という形に昇華させ、課題解決の可能性を広く提示しました。
木村さん
最後の登壇者として注目を集める事業を発表。ファスティングの「需要はあるのに予約はできない」ギャップの解決する魅力的なアイデアでした。
ピッチ全体として
共通して浮かび上がったのは、「地域の課題を解決し、潜在的な価値を引き出したい」という思い。農業、教育、環境、食、キャリア…多彩なテーマが並ぶ中で、それぞれが「自分だからこそできる挑戦」を力強く発信していたのが印象的でした。単なる事業の種ではなく、“生き方そのもの”が伝わるような時間でした。
コメンテーターの視点
登壇者の熱意を受け止めたコメンテーターからは、実践的で温かいフィードバックが次々に寄せられました。佐々木さんは「アイディアを考えるだけでなく、実際に手を動かして学んでいくことの大切さ」を強調。宮原さんは「課題がある、需要があると言えるなら数字で裏付けてほしい」とアドバイスしつつ、「なぜその人が挑戦するのか」という動機を深める必要性を指摘しました。
また、ミライドアの石坂さんは「市場ニーズに合わせるだけでなく、自分の世界観や感情をもっと伝えてほしい」と語り、株式会社エリモの石坂さんは「壁にぶつかったときは、周囲に相談しリソースを活かしてほしい。この場に立つこと自体がすでに一つの壁を超えている」と登壇者を励ましました。さらに、日々メンターとして見守ってきた池森さんは「12月、そして3月に向けて今日の経験を糧に進んでほしい」と温かいエールを送りました。

オーディエンス賞の行方
会場投票によって選ばれる「オーディエンス賞」には、2名が選出されました。
木村さん(ファスティング予約プラットフォーム)
「自分ひとりではここまで来られなかった。仲間の力で今この場に立てている」と感謝の言葉を述べました。
板倉さん(嚥下食を学べるコミュニティ”キノえん”)
「どこまで行っても、ここがスタート地点。NSSに育ててもらった」と語り、挑戦を続ける決意を表しました。
次のステージへ
中間報告会はひとつの通過点にすぎません。今回寄せられたコメントや学びをどう取り入れ、12月・3月の本番に向けてどのように進化していくのか。登壇者たちの挑戦は、これからますます加速していきます。
最後は、池森さんの「他人と比べるのではなく、自分を信じて」という言葉で乾杯。会場は温かな交流と笑顔に包まれ、次なる挑戦への期待とともに幕を閉じました。
2025年度下半期
今回上期に実施した入門講座、アイデアピッチは下期にも開催予定です。
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日時
9月12日(金)19:30-21:00
9月13日(土)14:00~17:00
9月14日(日)14:00~17:00
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