【プロフィール】

海野 太一/Taichi Umino
株式会社PLUS ONE poD事業部長
一級建築士(第376836号)管理建築士
*参考URL:https://www.pod-ps.com/

1986 山梨県生まれ
2011 首都大学東京大学院建築学部 卒業
2011 株式会社オンデザインパートナーズ入社
2015 株式会社エンジョイワークス入社
2018 株式会社プラスワン入社
2021 poD一級建築士事務所開設
2022 プラスワン新規事業
poD(plusone Design)事業部設立


NSSで取り組む事業:建築・建設業者向けのコミュニティサービス
■ 解決する課題:建築現場の人材不足、材料ロス

 

今回NSSを知ったきっかけはなんでしたか?

前職の知り合いから、山翠舎(さんすいしゃ)代表の山上さんをご紹介してもらったのがきっかけです。今回のNSSの拠点となる、FEAT.spaceで詳しいお話を聞き、ぜひ参加したいとその場で参加の意思をお伝えしました。

新規事業をやろうと思った理由は何でしたか?

以前は湘南の設計事務所で働いていまして、4年前にプラスワンに入社しました。建設業に設計やデザインの要素を掛け合わせることで、相乗効果を生み出したいと弊社代表に提案したことがきっかけです。入社し3年間は、資材や工具、作業着などを販売する現場の仕事をし、お客様の声(困りごと)を直に聴く中で、新しいニーズを発見し、満を持して今年新規事業部を立ち上げ、新しいコミュニティサービスも稼働し始めました。

poD Community(プラスワンの仲間同士で繋がれる、建築・建設業者様のためのコミュニティサービス)はどういったものなのでしょうか?

「プラスワンのお客様の困りごとを解決する」というコンセプトで立ち上げたコミュニティです。 建築現場の人材不足や材料ロスを失くしながら、お互いが助け合える場所として、オンラインで簡単にコミュニケーションが取れる場所となっています。 会員同士で直接やりとりができたり、会員様専用ラウンジも利用可能です。開始して1ヶ月で20組の方にお申込みいただいています。

建築現場の人材不足、材料ロスを解決したいと伺っております。これは具体的にはどのくらい深刻な問題なのでしょうか?

特に若い世代の人材不足が、とても深刻な問題です。業界として職人が低い立場になりやすい構造、且つ若い職人は特に無理なことを言われても断れない…また、一人前になるまでも時間を要する。こういった理由で、若い職人をなかなか確保出来ていないのが現状です。poDを通して業者と職人が直にやりとりできれば、職人側が業者を選ぶことができたり、余計な仲介料を引かれず職人側の取り分も増えます。若い世代の人材不足解消に、弊社のサービスが少しでも貢献できればと考えています。

NSSに期待するものは何でしょうか?

新規事業を作っていくために必要な知識(特にマーケティングなど)を学ぶ機会があり、大変ありがたいです。また長野に来てから起業家の方々と接点を持つ機会があまりなく、そういった繋がりが出来ることにも大きく期待しています。同じような立場だからこそ分かりあえることも多いと思いますし、様々な相乗効果を生み出していけるのが今から楽しみです。

新規事業を立ち上げるにあたって、必要なもの、困っていることなどあれば教えて下さい。

今後、コミュニティ機能の拡充やユーザビリティの向上に取り組んでいきます。自社のアプリも作ってみたい!そのために、資金調達は必須だと考えています。

最後に建築業界の皆様へ、お伝えしたいことがあればぜひ。

同じようなコミュニティを運営している会社が他にもありますが、弊社の強みは、リアル店舗からの発信という点にあります。顔が見える温かみのあるサービスがpoD Communityの最大の売りです。気になる方は、長野に3店舗を展開していますので、お店へぜひ遊びに来てください!直接お話できるのを楽しみにしています。

 

以上、ありがとうございました!今後も、NSS会員の皆様の取り組みをご紹介していきます。
次回のインタビューは「着る運動神経デバイスを作る」事業に取り組んでいらっしゃる宮澤さんです。
どうぞお楽しみに。